一般的に親しい人だけが参列するのが葬儀であり、告別式はそれに加えて一般会葬者も参加します。現在は葬儀と告別式は続けて行うことが多いのが現状です。

作法やマナーとして、遅刻はしてはいけません。受付が混雑することを考慮し、開始20分前には到着しておきます。お悔やみの席では「死」などの直接的な言葉は避け、「他界」や「永眠」など言葉を置き換えて使用するようにしましょう。また、「くれぐれ」や「たびたび」などの重ね言葉も不幸が重なることを連想させるため避けましょう。キリスト教や神式では「冥福」「供養」「成仏」といった仏教用語は使用してはいけません。

立礼焼香の作法ですが、まず自分の番が回ってきたら次の会葬者に対し、軽い黙礼をし、僧侶と遺族にも一礼をします。焼香台の前へ行き、遺影に一礼したあと、親指、人差し指、中指で焼香台の抹香をつまんで、目の高さまで上げ、静かに落とします。宗皆によって回数は変わってきますが、一般的には1~3回です。会葬者が大勢の場合は、1回でも構いませんが、丁寧に行いましょう。

焼香が終わり合掌した後に、一歩下がり遺影に深く一礼します。そのまま、3歩ほど下がり、僧侶と遺族に一礼し自分の席へと戻りましょう。一般会葬者は喪主の挨拶が終わった後に退席していきます。