一昔前に比べ、近年は葬儀のやり方も様々な形がとられるようになってきました。特に人数をあまり集めず、家族や親しい親戚のみで取り行う「家族葬」が人気を集めている。大袈裟な葬儀で残された家族に負担をかけたくないと故人が遺言する場合も多いようだ。なぜ人気なのか。やはり費用面でしょう。

メディア等でも葬儀料金の不明瞭さはよく取り上げられる。身近な人を亡くすという尋常でない心理状態のなか、この大イベントを執り行うのは大変なことである。挙句の果てに想定外の高額料金を支出する位なら、少人数で落ち着いて故人を弔いたいと考えるのは自然な思考かもしれません。

すると気になるのはやはり相場でしょう。人数が少なければ少額で済むのか。最近はネットの普及もあり、webや新聞折り込み等でもかなり料金設定が公開されてます。もちろん、なんでも「やりよう」である。筆者の知る所では、通夜・告別式の2日間やはり30万円台位から70万円位の設定が多いようです。もちろん参加人数・祭壇の規模・質・飾り・生花などでいくらでも変わってきます。通夜を行わず告別式のみというような設定もあるようです。

葬儀といえども今や事前にかなりの情報を得られる時代、あからさまに語りにくいと避けるのではなく、大人として心づもりをしておくのは良いことではないでしょうか。