訃報や葬儀のお知らせというものは、いくつになっても慣れないものです。特に突然の訃報は落ち着いて対処できず相手への心配りをする余裕がなくなりがちです。そのような時に失礼にあたることをしてしまう事の無いよう、日頃から最低限のマナーは心得ておく必要があります。
最低限知っておくべき葬儀のマナーとは、大きく分けて3つあります。
まず第一に、香典や喪服のメンテナンスをきちんとしておくこと。葬儀の場で間違った様式の水引や文字のある香典を出すことはマナー違反だけでなく、周囲の人の気持ちも傷つけます。また、サイズの合わない服や場にふさわしくないアクセサリーやバッグは周りに不快感を与えてしまいます。
次に、葬儀の種類を熟知しておくこと。最近はさまざまな葬儀スタイルがあり、故人の意思や宗教的なことから自分にとって一般的ではないこともあるかもしれません。それを批判したりせず、喪主や故人の意思を尊重するよう心がけましょう。
最後に、携帯電話を使う時は周囲に気を配ること。葬儀中はマナーモードにすることは当然ですが、終わった時も皆のいる場所で「今終わった」などと電話することも非常識だと考える方もいると思います。通話の際は離れた場所に行く位の心配りが必要です。
いずれも基本的なことですが、突然の事態でも対処できるよう、普段からものの取り扱い方や周囲の考え方など、身の回りに関することをきちんと把握しておきましょう。